もっと早く知っておけば!少なくともワンランクの上の大学に行けた!
この本を読んだ率直な感想です。本気でこう思いました。
この本を書いた河野玄斗さんは東大王(クイズ番組)でも活躍され、東大医学部と司法試験をどちらも1発で合格された、神童と呼ばれる方です。

- 勉強法がわからない
- 純粋に東大生の勉強法が知りたい
こんな気持ちで(僕は主に後者)読ませていただきましたが、神童とはいっても、誰にも真似できないような独自の勉強法をしているわけではありませんでした。
前置きが長くなりましたが、とにかくすごい!のでぜひ、この記事を読んでみてください!
▼図解版まで重版されたそうです!
この本を読んでわかること
- 効率的な勉強法
- 東大医学部&司法試験1発合格の秘訣
- 勉強ってなんでするのか
目次
『シンプルな勉強法』結論
この本の結論は、
- 逆算勉強法
- モチベーションアップ
こそが、勉強に重要だと言います。
『シンプルな勉強法』の逆算勉強法とは?
これは簡単に言ってしまえば、ゴールを決めて、現状からそのゴールまでの道を逆算し、効率よく進むやり方です。
これだけではわかりづらいと思うので、もっと具体的にステップを踏んで説明していきます。
①目標を知って具体的なゴールを設定
まずは、自分の達成したいゴールを決めます。
受験なら、試験日までにどの教科で何点を取るというのがゴールです。
他にも、「夏までに5kg痩せる!」と言った目標でもいいでしょう。
とにかく、いつまでにどれくらいのことを達成するのかを決めます。
②ゴールまでに必要なことを挙げる
そして、ゴールを達成するのに必要な要素を挙げます。
たとえば、私立文系なら「理科教科」は要らないですし、国公立大学なら「5教科7科目」が必要です。
自分のゴールに何が必要なのか、とりあえず挙げまくりましょう。

この際に、確実に必要な要素を洗い出すためにも以下のポイントに気をつけます。
ポイント①:まずは人に教えてもらう
ここで大事なのが「先にその目標を達成している人」に聞くことです。
なぜなら、自分で考えるより人に聞いたほうが早いからです。
たとえば、
- 参考書は何がいいのか
- どの教科に重点を置くべきか
- 傾向は?
などは、自分で選んだり考えるより「既に達成している人」のほうが詳しいに決まってます。
独学で間違った勉強をしてしまうのが一番危険です。
サクッと人に聞いてしまいましょう。
ポイント②聞く人について
優秀な人がオススメする優秀な人に聞きましょう。
一度「優秀」というフィルターにかかって、さらにその人が「優秀」と認める人は間違いなく「優秀」です。
優秀、優秀うるさいですが、とにかく信頼性の高い人に聞くのがベスト。

③スケジュールに落とし込む
目標も決まって、そこまでにやるコトも全部揃った
あとはどうこなしていくかを考えるのみです。
これなら目標を達成できるというスケジュール表をつくります。
ここでの注意点は「詰め込みすぎないこと」です。

達成可能な範囲でスケジュールを作成しましょう。
④実践
あとはそのスケジュール通りにタンタンタンタンとやるのみです。
「いや、やるのみて。」と思うかも知れませんが、目標に対して正しい方法で正しくスケジュールが組まれていれば、理論上は目標が達成できるそうです。
同時に、スケジュールに修正を加えながら、
「このままじゃヤバイ!」と思ったらスケジュールを変更し、「いい感じ」だったらそのままで。
この「いい感じ!」とか「ヤバイ!」を測る指標が模試だったり…
と全て書いていたら本1冊できてしまうので、「もっと詳しく教えてクレメンス」って人は読んでみてください!!!

モチベーションを上げる
とは言っても、人間ですから淡々とこなすというのが意外と難しいです。
次に「モチベーション」について紹介していきます。
モチベーションが上がるぅ⤴️という時は以下のとおりです。
- 自分の中でメリットを感じているとき
- やりがいを感じているとき
- 純粋にこなせる時
①自分の中でメリットを感じているとき
自分の中でこれをやることによって、こんなことが得られると自覚していると、人はやる気が出ます
逆になんのためにやっているのかわからない事はモチベーションがあがりません。(大学の授業とかね、、、)
もっとわかりやすくいうと、目の前に100万円の宝くじが落ちていたら拾いますよね?
これは「拾ったら100万円が手に入る」というメリットを即座に感じたからです。
結局「やらされてる」ではなく、「やってる」「やりたい!」という気持ちが大切!
②やりがいを感じているとき
やりがいとは目的・目標を達成することもしくはその過程
『シンプルな勉強法』より
と本書でも述べられています。
つまりは「こう決めたからやってる」という状態ですね。
- 人を助けたいから、ボランティアをしている
- 社会人になったらまとまった時間があまり取れないから、今のうちに遊ぶ
こう言った感じです。
しっかりとした理由があって行動すると、後に後悔もしないので、常に「何のためにこれをやるのか」という視点は大切です!
③純粋にこなせる時
あとはできる時です。
人間、できないことはシンプルにだるいです。やっていて楽しくないですし。
ですが、できることには「やろう!」って気になります。
だから無理なスケジュールはいけないのです。
「あぁ今日もこなせなかった、あぁまた今日も、、、」
と負の無限ループに陥ってしまいます。
「できる範囲で」っていうことが、大切。
『シンプルな勉強法』:まとめ

今回の内容を振り返ります!
- 「逆算勉強法」を使う。ゴールを設定してそこから「逆算」する。あとはやるだけ。
- 実践するにあたってモチベーションが湧く工夫をする
実はこの逆算勉強法やモチベーションについては、勉強に限ったことに使えるのではありません。
それこそダイエットでも、資格試験でも、スポーツでも全てに応用できます。
ミーハーな気持ちで取った本書でしたが、めちゃくちゃ人生で大切なことを学びました。
というのも本書の他の内容に、
本書の他の内容
- 幸福の最大化
- 勉強効率
- 時間効率
など、勉強以外にも使えるエッセンスが詰まっていたからです。
「結局全てのことは勉強に行き着く」と本書でも述べられていましたが、まさにその通り。
「東大医学部の人は何考えてんの?」なんて気持ちでいいので、本気で1回読んでみる価値がある本でした!
ボソッ(図解版より活字版のほうが良いよ、内容が少し削られてた)
▼勉強法が学べる本のまとめはこちら