こんにちは!当ブログを運営しているシロ(@4robook)です!


- どのように本の内容をまとめたらいいのかわからない
せっかく読書をしても、すぐに本の内容を忘れてしまって、読書なんてやってられない。
この本を読むまで、昔の僕もこの状態でした。
しかし、読書は良いって聞くし、続けたい。そう思う中で出会った本でした。
結論からいってしまえば『すべての知識を20字でまとめる』は紙1枚に本の内容をまとめます。
「たかが紙1枚に」
こう思った人は真剣に「ソン」をします。
本書の技術は絶対に知っておいた方がいいです。2億%保証します。
この本を読んでわかること
- なぜ本の内容が覚えられないのか
- 本の内容のまとめ方
- 結局、読書ってなんなのか
結論
この本の結論は、
- 私たちは学んだことのほとんどを忘れている
- 紙1枚で全ての学びを覚えられる
- 本を読んでこの学びが達成されればいい
この3点です。
私たちは学んだことのほとんどを忘れている
「いやー、この本は本当におもしろい!」
「感激した!こんな知的興奮に満ちたセミナーは初めて!」
「この教材は、人生を変えるレベルの凄いコンテンツ!」
仕事上、あるいは個人的な向学や趣味ということでもかまいません。
あなたはこれまでの学習経験の中で、こうした感想を抱いた、書籍やセミナー、教材やコンテンツ等に出会ったことがあるでしょうか?
もしあるのだとしたら、追加で質問させてください。
「具体的にはどのような内容でしたか?」
「何を学んだのでしょうか?」
「どんなところに感動しましたか?」
本書 p20より
この質問にすぐに答えられる人は本書を読む必要はありません。
しかし、9割の人は言葉に詰まってしまうのではないでしょうか。
つまり、今となっては学びのほとんどを忘れてしまっているのです。
これってすごく「もったいない」と感じませんか?
私たちはつい昨日の夕ご飯さえ今となっては忘れてしまう生き物です。
「だから忘れてもしょうがない」ではなく、それを「改善」してくれるのが本書の価値です。
なぜ私たちは学びを忘れてしまうのか?
『すべての知識を20字でまとめる』より
- 学びを消費してしまっているから
- 言葉や考えを鵜呑みにしているから
- 学んだ内容を短く要約していない
この3点が原因です。
これが学びを記憶できない最大の理由であり、課題です。
学びを消費している
学びを消費しているとは、学校の授業です。
「このことを知りたいから学ぶ」「なぜ?を解決したいから学ぶ」
こういった自分が学びたいと思ってもいないことを、学習させられること、これこそ学びを消費してしまっています。
「知りたい!」「覚えたい!」こう思っていない学習はすぐに左から右へ流れていきます。
読書でもなんとなく読んでいるので内容が覚えられないのです。
言葉や考えを鵜呑みにしている
これは、自分の言葉に変換していないということです。
頭を使っていないといってもいいかもしれません。
言われたことを受け止めているだけでは、やはり内容は記憶できません。
「とにかくよかった!」「○○のやり方がわかった!」
本を読んだ後、こういう感想をもっている人は危険です。
「じゃあどういう内容だったの?」とと聞かれたら「、、、」となってしまうからです。
学んだ内容を短く要約していない
川から流れてきた桃から子供が生まれ、おじいさんとおばあさんに育ててもらった。
育ててもらったお礼に村の人たちを困らせる鬼を退治することを約束した
途中でサル、イヌ、キジの3匹を仲間にして鬼ヶ島にむかった
桃太郎を見事、鬼退治をして感謝の雨を浴びた
桃から生まれた子供が鬼退治をする物語
どちらのほうが覚えやすかったでしょうか?
100%「短い」ほうが覚えやすかったですよね。
人はシンプルなほうが覚えやすいに決まってます。
しかし、わたしたちは300ページもある本を「まとめる」という行為を一切しません。
これでは円周率を記憶するのと同じです。
だからわたしたちは内容が記憶できないのです。
そこで、この技術
そのために本書では、
『すべての知識を20字でまとめる』より
- 目的の明確化(なぜそのことを学ぶの?)
- 思考整理(ぐちゃぐちゃの状態からシンプルに)
- 端的な要約(たった一言でまとめる)
これを行います。
そのやり方が、冒頭でも紹介した「紙1枚にまとめる」というシンプルな方法です。
紙1枚で全ての学びを覚えられる
必要なのは紙とペンだけです。
本書 p54より
学びを記憶する方法は非常にシンプルです。
その方法は

このフレームワークを手順に従って埋めるだけです。
よく読書術の本にあるのは、「あれもやれ、これもやれ」と、結局やることが多過ぎて本を読むこと自体がめんどくさくなるような方法ばかりです。
ですが、これは紙1枚に書くだけです。
なぜ、これで学びが整理されるのか
- 書き出す→目的の明確化
- フレームによる整理→思考整理
- 20字でまとめる→端的な要約
と先程の条件をこれだけで全て満たせるからです。
たった紙1枚に書くだけですよ。
具体的なやり方
やり方は以下の通り。
- なぜこの本を読むのかを記入
- 目的に関係するキーワードを本から抜き出す
- 最後にその本を20字前後でまとめる
STEP1:なぜこの本を読むのかを記入

STEP2:目的に関係するキーワードを本から抜き出す

STEP3:最後にその本を20字前後でまとめる

完成!

本を読んで、目的が達成されればいい
「大切なのは目的の達成に役立つかどうか」
本書より
読書をしていると、「ここグッときたな」と思うところ全てにマーカーや付箋をしてしまいがちです。
しかし、読んだ目的が達成できれば、その本の役割は100%発揮されたといえます。
この本の場合は、「本の内容を上手くまとめる方法」がわかれば目的達成です。
あれもこれも学ぼうとすると、結局何を学んだのかわからない状態になってしまいます。
大切なのは、たくさん学ぶことではなく、「なぜこの本をよんだのか」という目的を解決することです。
『すべての知識を20字でまとめる』 まとめ

本書の内容を振り返ります!
- 学びを忘れてしまうのは原因がある
- すべてのことは紙1枚でまとめられる
- 読書は「なぜこの本をよんだのか」を解決できればいい
誰だって方法がわかれば、その通りに実行できます。
どんな人だってアルバイトの内容を覚えられない人はいません。
それは方法をわかっているからです。
本書には他にも
本書の他の内容
- アウトプットの方法
- なぜ学びを仕事に生かせないのか
- 教養はなぜ必要か
などの方法も書かれています。
2億%保証します。
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